幹事会のご報告
                       全詰連会長 門脇芳雄


 7月20日の全国大会は、出席者126名と言う大盛会でした。主催して頂いた創棋会の皆様、遠路はるばるご出席下さった皆様に厚く御礼申し上げます。
 大会の前日に行われた幹事会の結果を、猪股新事務局長がまとめられた議事録を中心に報告します。

 (1)新幹事の任命
@故森田正司氏の後任として磯田征一氏が幹事(棋書保存委員長)に就任しました。
A事務局長の金子清志氏が多忙のため辞任。猪股昭逸常任幹事(段級位審査委員長) が兼務で事務局長に就任しました。
 金子氏は従来通り関東地区担当幹事(詰工房代表)を勤めます。

 (2)全詰連の規約改正について
 昨年来懸案の「規約改正」案が討議されました。
 今回の提案は、(年会費二千円程度の)会費制正会員の制度を設けることで、一般読者・会費無料の一般会員が詰パラの配布や全国大会の出席、段位の取得ができることは従来と変わることはなく、正会員はこれ以外に会報(詰将棋年鑑)が配布され、会員名簿に登録され、役員になる資格を有し、議決権を有する特典があるものです。
 本改正案の目的は、今後の活動資金源の問題と会員制の可否の問題です。
 会員制については一部反対の意見も出ましたが、問題なしとの発言が多かったものの、反対意見もあり、会費徴収法にも様々な意見が出され、採決には至らず、詰パラ誌の立場や詰パラ読者に誤解が生じないように配慮し、決定までに周知徹底を計ることを前提として、当日の討論を参考に門脇会長より再提案することに決定しました。

 (3)書籍部を新設
@門脇会長より提案主旨の説明を行いました。
 書籍部は詰棋書や会報の出版と棋書(古書含)の販売を行うもので、文化事業であ り、全詰連の財源にもなるものです。
A会報の構想案として「詰将棋年鑑」(仮称「新詰棋めいと」)の説明がありました。
B書籍部の運営は書籍部内の協議で行い、一定金額の資金積み立てを計り、剰余金を 全詰連本部に移管するが、会計は独立会計とし、随時報告を行うことにします。
C当初の運営が軌道に乗るまでは、門脇会長が担当することで了承されました。

 (4)表彰委員会新設の提案
 金子幹事より「詰将棋殿堂」の提案説明がされましたが、時期尚早とか、中断している鶴田賞との関連などの意見があり、結論に至らず、表彰委員会制度全般に関して金子幹事から再提案して貰うことに決定しました。

 (5)来年度大会
 来年は北海道担当の北村幹事に本部が全面協力して、札幌で開催することに決定しました。


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