◇ 看寿賞の選考について(03/05/05)

平成14年度看寿賞選考にあたり、柳田看寿賞委員長からの説明です。


     新看寿賞規約と選考委員

 昨年、詰パラ12月号の全詰連のページで途中経過をお知らせしたように、
看寿賞検討委員会でのメール討議もようやく終了しました。新しい看寿賞制度と
新選考委員が決定しましたので、ここにご報告いたします。


     新しい看寿賞選考規約の骨子

 まず賞区分は従来通りとする。(超長編賞は新設しない。)
・短編賞、17手以内。
・中編賞、19手〜49手。
・長編賞、51手以上。
・特別賞、特殊な分野(記録作、条件作等)で際立って優れた作品。

 委員長は全詰連幹事会で任命される。選考委員は委員長によって選出され、
幹事会が承認する。(今年は止むなく追認の形。)

委員の任期は1年とし、再任を認める。
(本人、または委員会から申し出がない限り再任となる。)

候補作リストは、詰パラでの公募に加えてEメールでの募集をし、
さらに将棋世界、近代将棋、詰棋めいと等の各誌からは担当者、
編集者など適任者に推薦を依頼する。また選考委員も追加推薦できる。

選考はメーリングリストを活用し、まず前記の候補作リストにより
第1次投票をする。1位3点、2位2点、3位1点で集計し、
該当なしへの投票もありとする。

前記の集計結果の上位数作に絞り、MLを使って選考討議する。
この過程で同時受賞や特別賞も決定していく。
最後に第2次投票を行ない、過半数を以って決定する。


     新選考委員(順不同)

・山田修司氏。看寿賞塚田賞の多受賞者であり、ベテラン陣の代表。
・近藤真一氏。全詰連幹事で現大学院 担当者。長編賞で連続受賞中。
 また このメーリングリストの管理人。
・橋本孝治氏。言うまでもない現代を代表する長編作家。
 「ミクロコスモス」1525手詰の記録保持者。
・浦野真彦氏。将棋世界担当者。また、プロ棋士が一名入るというのも意味 
 のある事と思います。
・阿部健治氏。解説家・理論家の代表。高校担当での名解説や歩香重ね打ち 
 理論の展開などが高く評価される。
・詰パラ年間解答最優秀者。今年度は在仏の福村努氏。海外からでも普通 
 に参加できるEメールの本領発揮。




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